工作機械の仕事とは

一般的なものは加工

NCオペレーターと言われている仕事が加工では有名です。
NCを工作機械というのですが、知らない人のために簡潔にNCの案内を行わせていただきます。

NCとは機械を作る機械だと思っておくと良いです。
例えば、機械を組み立てていく上で重要となる金属部品ですが、すべて今ではNCを通じて加工されています。
人間の手では不可能な削り出しを行えるのですが、プログラムを入力しないと正しく動作しないという問題があります。

つまり、何でも作れるNCに対して入力作業を行っているのが、NCオペレーターなのです。
また、NCオペレーターは誰でもなれる仕事ではありませんので、基本的に資格が無い人は求人に応募する資格を持ちません。
ただ、派遣などで雇われる場合は、NCオペレーターとしての研修を受けられることもありますので、資格が無い人は絶対に採用されないというわけでもないのです。

NCオペレーターという仕事の魅力ですが、大きな魅力では工場内で勤務できるという点が挙げられます。
工場内勤務は、NCオペレーターのようなラインに従事するもの以外では、どたばたと工場内を動きまわるものが多いので、職人として仕事に従事したい人とは相性が良い仕事です。
さらに技術を高めていくと、プロフェッショナルとして活動することも可能になります。
腕が立つ人物は工場内で表彰されることもありますし、自分だけしか作れないものを作り出している人までいるため、周りからの注目度が高いという点も魅力的です。

組付けのみの仕事もある

加工作業というと、NCオペレーターのような機械を用いるもののみというイメージが強いでしょう。
ですが、マシンオペレーターとしての作業を一切含まない仕事も存在します。

それは加工品の組付け作業です。
工場の求人で多いものでは、ライン工程で流れてくる物品をハンダ付けなどして、完成品にするというものがあります。
一見技術を要求される仕事のように感じますが、それほど難しい作業ではありません。

ハンダ付けする部分はマーカーなどで指示が出ていたりしますので、そちらに対してハンダ付け機械を使ってハンダ付けするだけで問題ないのです。

ライン工程では複数で作業を行う

ライン工程ですが、ライン工程には個人で仕事を行うものと、複数で仕事を行うものの2種類が存在します。
そのため、複数で仕事を行うものではコミュニケーション能力が求められることもあるのです。

ライン工程というと気楽に仕事を行えるイメージがありますが、チームとして素早く仕事を行わないといけないものもあります。
主に自動車製品のラインで多い仕事なので、このような仕事が苦手な人は安易に求人に応募しないほうが良いかもしれません。